高次脳機能障害に関するセミナー

 近年さまざまなセミナーや勉強会が開かれています。医療関係も例外ではありません。医療従事者が開催するものもありますが、病気の当事者や家族が開催するものも少なくありません。

 高次脳機能障害に限って言えば、家族会によるセミナーは非常に重要です。なぜなら、一般的に言えば退院してからの期間のほうが長いからです。入院中より退院後のほうがはるかに長いと言っていいでしょう。

 退院後はご家族が支えることになります。配偶者や子供、ときには親が支える、そんな生活が始まります。

 高次脳機能障害の場合、さまざまな症状があり、日常生活を送る上でサポーターが欠かせません。サポーターにとっては、見たことのない事態に日々直面すると言っても言いすぎではないと思います。そのたびにどうすればいいのか困惑したり悩んだりしてしまいがちです。

 だからこそ、経験者によるセミナーや勉強会が重要なのです。高次脳機能障害の本人をサポートしている家族が実際に経験したり解決したりしてきた知恵とでも言うものを学ぶことができます。高次脳機能障害という病気に向き合っている家族ですから、言葉が通じると言うべきか、何も言わなくても分かってくれると言うべきか、先輩が的確な助言をしてくれたりもする、そういう場が家族会によるセミナーや勉強会なのです。

 広島には長い歴史のある家族会が積極的に活動しています。連絡を取ってみることを強くお勧めします。

 詳しくはこちらを参照してください。 NPO法人高次脳機能障害サポートネットひろしま理事長 濵田小夜子さん

 

 

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