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後遺障害等級表とは

  さまざまな交通事故が今日も起きています。かけがえのない命や健康、生活を奪い、傷つける交通事故がこの世からなくなる日がいつか来ることを祈りながら、今回のテーマは後遺障害等級表です。    後遺障害等級表というのは、後遺障害の程度を示した表のことです。交通事故に遭ったことが原因で後遺障害が表出することがあります。特に頭部を強打した場合は、さまざまなダメージが出て来やすいようです。寝たきりになってしまったり、車椅子生活になってしまったり、意思疎通がうまくいかなくなったり、さまざまな症状というか後遺障害があるのですが、それを程度別に分けたものです。   なぜ分けるかというと、のちのちの補償に影響するからです。軽い症状の人には軽い補償を、重い症状の人には大きな補償を、という考え方でしょう。  では、具体的にどんな後遺障害がどう分けられているのか、見てほしいと思います。こちろん、外見だけで判別されるわけではありません。医学的な見地が重要で、そのためには実はこの分野に精通した弁護士の力を借りることが大事なのですが、それはまたあらためて。  後遺障害等級表

高次脳機能障害に関するセミナー

 近年さまざまなセミナーや勉強会が開かれています。医療関係も例外ではありません。医療従事者が開催するものもありますが、病気の当事者や家族が開催するものも少なくありません。  高次脳機能障害に限って言えば、家族会によるセミナーは非常に重要です。なぜなら、一般的に言えば退院してからの期間のほうが長いからです。入院中より退院後のほうがはるかに長いと言っていいでしょう。  退院後はご家族が支えることになります。配偶者や子供、ときには親が支える、そんな生活が始まります。  高次脳機能障害の場合、さまざまな症状があり、日常生活を送る上でサポーターが欠かせません。サポーターにとっては、見たことのない事態に日々直面すると言っても言いすぎではないと思います。そのたびにどうすればいいのか困惑したり悩んだりしてしまいがちです。  だからこそ、経験者によるセミナーや勉強会が重要なのです。高次脳機能障害の本人をサポートしている家族が実際に経験したり解決したりしてきた知恵とでも言うものを学ぶことができます。高次脳機能障害という病気に向き合っている家族ですから、言葉が通じると言うべきか、何も言わなくても分かってくれると言うべきか、先輩が的確な助言をしてくれたりもする、そういう場が家族会によるセミナーや勉強会なのです。  広島には長い歴史のある家族会が積極的に活動しています。連絡を取ってみることを強くお勧めします。  詳しくはこちらを参照してください。 NPO法人高次脳機能障害サポートネットひろしま理事長 濵田小夜子さん    

広島での高次脳機能障害の相談

  高次脳機能障害に関する取り組みが自治体によって微妙に異なるような感じがします。先進的な取り組みをしている自治体の1つが広島です。  家族会が積極的に活動をしているほか、高次脳機能障害に詳しい弁護士事務所があったり、高次脳機能障害に古くから取り組んでいる医師がいたりするのです。これは、本人や家族にとって幸いなことだと言えるでしょう。  高次脳機能障害を全く知らない家族にとって、何をどうすればいいのか、全く分からないものです。それだけになおさら、家族会や弁護士事務所や医師らがスクラムを組んでサポートしてくれる環境は大変こころ強いと思います。  いろいろな問題はそれぞれの専門家に相談したり依頼したりすれば、そのぶん家族は本人のサポートに時間や気持ちをかけることができます。   まずは家族会、サポートネットひろしまに相談することが第一歩です。     広島での高次脳機能障害の相談    

高次脳機能障害と診断されたら障害者手帳の取得を

  このような大事なことを教えてくれる人があまりいないのではないかと思います。学校で習った記憶はありませんし、社会人になってからも障害者手帳の申請をした人以外は知らないのではないでしょうか。   高次脳機能障害と診断されたら行政のサポートを受けることができます。その際に必要なのが障害者手帳です。一般に障害者手帳と呼ばれますが、3種類あります。 (1)身体障害者手帳(1~7級)   (2)療育手帳   (3)精神障害者保健福祉手帳(1~3級)    この3つです。    それぞれ認定される障害が異なります。例えば失語症や身体麻痺の場合は身体障害者手帳です。しかし高次脳機能障害の場合は精神障害者保健福祉手帳になるのです。    詳しくはこちらを →  高次脳機能障害と障害者手帳と弁護士

高次脳機能障害とリハビリ

  交通事故の高次脳機能障害の場合、退院後にリハビリに通って機能回復を目指すことになります。最近でこそようやく医療機関が高次脳機能障害への理解を深めてきましたので、患者さんにとっては本当にいいことではあります。  特に高次脳機能障害を長い歳月診てきた医師がいるリハビリ病院であれば、患者さんの動きに対する対応もわきまえていますから、安心してお願いすることができます。  そんなリハビリ病院、高次脳機能障害に理解の深い医師が率いる病院が広島にあります。院長が高次脳機能障害について語っていて、非常に勉強になります。   高次脳機能障害の基本=岡本隆嗣・西広島リハビリテーション病院病院長  

高次脳機能障害と行政サービス

  高次脳機能障害になったら行政で手続きをして、いろいろなサービスを受けることができます。行政の場合、こちらが申請しなければ動いてくれません。黙っていては駄目なのです。  ざっくりと、以下のような申請をする必要があります。  (1)介護保険サービスの申請 (2)障害福祉サービスの申請 (3)失業手当の給付申請 (4)高額医療費の申請 (5)障害年金の申請  何だか面倒な感じがすると思うかも知れませんが、行政の窓口に行けば丁寧に教えてくれるはずですので、面倒がらずに赴くことをお勧めします。  とはいえ、全体像が見えないと、何をどうすればいいか分からず困ってしまうこといになります。そこで、全体像を簡潔にまとめてあるサイトを紹介します。ここのサイトは動いているので、少しずつ情報が増えています。   ここです →  高次脳機能障害と行政サービス